A氏が・・・

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05 /27 2012
出張でやって来ました。

何年ぶりだろう。もう何年も会ってないし、会うつもりもなかった。

それでもメールはたびたびきていて、近況報告はしてきました。

だけど、今回は会うことにしました。私はもう割り切れた感で満たされていたから。

食事だけでもいいから、頼むよ。。。というA氏はなんだかとても弱っているような。

そんなA氏のこと、なんだかとても心配になって・・・。

そう・・・知人のひとりとして会う。。。そうA氏にも言いました。

甘いかな・・・私。

やあ。。。。久しぶりのA氏はずいぶんと痩せていました。

病気したって聞いたけど。。。たばこもやめたし、お酒も控えているようです。

「紗英は元気そうだね。私は全然だよ・・・」そう言ってにこにこしていた。

やっぱり以前に比べたら、キラキラしたっていうかギラギラした感じが消えていた。

個室ののんびりできる居酒屋さんで、いろんな話をした。

これまでのこと。。。。病気のこと。子供さんのこと。奥様のこと。

彼はポツリポツリと・・・かみしめるように話した。

「紗英は変わらないな。。。いや、もっと綺麗になったな。困ったことはなかったかい」

ん~~。元気よ。

「一度も頼りにしてくれないなんてやはり寂しいよなぁ」

頼りにしちゃまずいじゃん。そう決めたんだから。。。

「そうかも知れないけど・・・人の気持ちってそう簡単にはいかないよ」

簡単じゃないよ、確かに。でも・・・どうしようもないじゃん。

話は堂々巡りになりつつあった。今さらこんな話したってどうしようもない。

「何にしようか迷ったけど、以前と好みは変わってないかなぁ」

そう言って彼は小さな包みを私に渡した。

「開けてみて」

それは小さな宝石がついた可愛らしい指輪だった。

相変わらずセンスは良く、どうやって買ったのかなって考えた。

でも、それもどうでもいいことで。。。

いただこうかどうか迷ったけど、せっかくだからいただいた。

お酒を控えているので、ふたりともウーロン茶にした。

お鍋を囲んで、後は焼き鳥とか、サラダとか、つまめる物を頼んだけど。。。

彼はほとんど食べなかった。

何かあった?

「仕事で色々とね。ほんと色々あったよ」

そう・・・大変ね。

「まーー仕方がないさ、ここ数年で・・・・ありすぎだよ」

無理はいけないと思うわ。お嬢さんだって、奥様だって心配するし。

「そうだな」ポツリと言った。

「やっぱり紗英はいいな。なんだかほっとするよ。今日は会ってくれてうれしいよ」

彼はそう言ってにこっとした。

私もにこっとした。もう二度と以前のような関係にはならない。

彼もそのことはわかっている。

二時間以上お店で話して、翌日は仕事だったので、そのままバイバイした。

彼は翌日の電車で帰ると言っていた。

帰り際、これ後で読んでと、封筒を渡された。

ん??とは思ったけど、そのまま受け取った。

帰ってからどんな手紙かなと思って開けたら、商品券が入っていた。

5万円分。。。中には好きな物でも買ってと1行だけ書いてあった。

相変わらずだな・・・。

そんなに困っているように見えるのかなぁ。

ま・・・いいか。好きな物でも買おうっと!

お礼のメールをしたら、すぐ返信がきた。


やっぱ紗英の笑顔はいい。嫌なことがあっても忘れられるよ。ありがとうな。


少しやつれて年を取ったけど、やっぱり変わってないなって思った。




ありがとう。そうメールした。

もう二度とときめくことはない。


そう感じた。




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コメント

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saechandayo

弱虫で泣き虫な私。。。
でも・・・きっと天国で見守ってくれてると思うから。
頑張ります!